ウレタン防水
FRP防水
ウレタン防水は塗装を行うことによる防水工法です。下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られる為、屋上をはじめとした各種部位への防水に適しています。塗膜の耐久性が低いため、定期的にトップコートの塗り替えをすることにより紫外線劣化にも長期間耐久性を保ちます。ウレタン防水工事の工法は複数ございます。各種工法については下記の詳細をご確認ください。
密着工法について
STEP1 : 下地の洗浄と調整
下地に付着した汚れなどを高圧洗浄できれいに取り除き、ひび割れや不陸などの補修、調整を行います。
STEP2 : プライマーの塗布
プライマーは下地とウレタン防水材の密着を良くするための重要な役割があるため、不備がないよう、均一に塗布します。
STEP3 : ウレタン防水材の塗布
厚みをつけてウレタン防水材を塗ります。
STEP4 : 2層目のウレタン防水材を塗布
2層目のウレタン防水材を塗り重ね、所定の厚みにします。
STEP5 : トップコートの塗布
紫外線から守るためのトップコートを塗ります。
絶縁工法
STEP1 : 下地の清掃・補修
下地の清掃後、平滑な下地にするための補修を行います。
STEP2 : プライマーの塗布
プライマーは下地とウレタン防水材の密着を良くするための重要な役割があるため、不備がないよう、均一に塗布します。
STEP3 : 通気緩衝シートの設置
プライマーの硬化確認後、通気緩衝シートを貼り付け、突き合せ部分やシート端部の処理を行います。(ジョイントテープ貼り・シーリング処理など)。
STEP4 : 脱気筒の設置
脱気筒は30m² – 100m²に1個程度配置します。日照時間が最も長い位置を選び、水上に取り付けます。
STEP5 : ウレタン防水材を2回塗り
立ち上り部分は高粘度ウレタン材を塗布します。(ダレを防ぐためにガラスクロスなどを使用)。2回塗りをして所定の厚みに仕上げます。
STEP6 : トップコートの塗布
ウレタン防水層の保護のためのトップコートを塗布します。
メッシュ工法
STEP1 : 高圧洗浄
次の工程で使用するプライマーや防水材を定着させるため、細かい汚れも一緒に落としていきます。
STEP2 : プライマー(接着剤)を塗る
下地と防水材の接着剤の役割をしています。このあと塗布する防水材やメッシュシートを下地に定着させるため、全体に塗布していきます。
STEP3 : メッシュ貼り
メッシュシートを上から貼っていきます。貼ることで地震や衝撃に強くなります。
STEP4 : 防水材を塗る
防水材は二度塗りして、厚みをつくります。厚みがないと十分な防水効果が得られません。
STEP5 : トップコートを塗る
防水材は紫外線に弱い性質を持っています。トップコートを塗ることで、紫外線による劣化を防ぎ、完成となります。
通気緩衝工法
STEP1 : 下地調整(ひび割れや凹凸の補修)
表面を平らにするために、ひび割れの補修や目地の交換も行っていきます。
STEP2 : プライマー塗布
防水材を下地に接着するために塗っていきます。
STEP3 : 通気緩衝シート貼り
このシートで、下地に含まれている湿気や水分を逃がします。
STEP4 : ジョイントテープを貼る
つなぎ目をなくすため、シートとシートの間のつなぎ目にテープを貼ります。
STEP5 : テープ上に防水材を塗布
テープの隙間から水が入るのを防ぐため、防水材を塗っていきます。
STEP6 : メッシュシート貼り(立ち上がり部分)
立ち上がりとは、写真の枠内のように平面に対し、垂直になっている面です。地震や衝撃での破損防止のため、メッシュシートを貼ります。
STEP7 : ウレタン防水材塗布(立ち上がり部分)
メッシュシートを貼ったところに防水材を塗っていきます。
STEP8 : 通気緩衝シートカット(脱気筒取付け部分)
脱気筒を取り付ける箇所のシートをカットします。
STEP9 : 脱気筒取付け
脱気筒は通気緩衝シートを通った湿気を逃がすためのものです。50㎡につき1つ取り付けるのが目安です。
STEP10 : ウレタン防水材塗布
厚みを作る為に二回に分けて塗っていきます。
STEP11 : トップコート塗布
トップコートを塗ることで、紫外線による劣化を防ぎ、完成となります。